Amazonで電子書籍を買うとKindle形式しか販売されていませんが、海外の出版社だとEPUB形式のダウンロードもほとんどのところで可能です。日本の出版社はPDFでの販売が多いのですが、この場合はサンプルなどを入手して文字列が選択可能かどうか確認が必要で、文字列選択可能なものはEPUBに変換して通常のEPUB形式と同様に読むことが出来ます。calibreというアプリで変換可能です。この文字列が画像データとしてではなく、文字データになっている事が重要です。電子書籍は様々なデバイスで読むので、デバイスによって好きなフォントを指定したり文字の大きさを指定するには、文字列がデータとして埋め込まれている必要があるのです。それと文字列を選択してショートカットで辞書を引くにもデータが文字列として含まれてないと出来ません。AmazonのKidleリーダーは文字列がデータで入っていても文字列をコピーするとき、余計な引用元情報をつけるので、その意味でも扱い憎いです。どちらにしろでAmzonの固定レイアウトのKindle書籍は最悪です。ウィンドウサイズに合わせて画像を拡大縮小表示して適切な大きさで表示するため、どうしても文字がそのデバイスにあった大きさで、かつ適切なアンチエイリアシングがかかった状態となりません。私も何冊か固定レイアウトの本を買ってしまい、読まずに残っているのは固定レイアウトの本ばかりです。どうしてもパソコンで机に座ってディスプレイに表示すると読みにくいんですね。寝転がって読むにしてもiPadAirぐらいの大きさのディスプレイが必要な固定レイアウトの場合、KindlePaperWhiteより重たいし、YouTubeを見たくなったりして気が散ってあまり読まないんですね、私の場合。しかも固定レイアウトの書籍はKindle PaperWhiteではサイズが合わなくて表示が見づらいという自社製品の対応すら悪い状態です。そんなわけで、私の使ってるEPUBリーダーはFB READERというアプリです。パソコンで本を読むときはこれを使ってフォントを指定して読んでいます。KindleのファイルはDRMがかかっているので直接は読み込めません。でもここだけの話、KindleのDRMは簡単に外せるのですが、一応、法律違反なので詳しく書くことは止めておきます。出版元で電子書籍が販売されてない場合はこの方法を使うしかありません。でもKindle本を買う時は出版元のサイトも見て他の形式での販売もないかチェックするとわざわざDRMのかかった本を買わなくても良くなる可能性があります。ついでにKindle for Mac Readerは動作が不安定でたまに落ちるというおまけつきなのを書き忘れていました。そんなわけで好きなデバイスで、好きなフォントで、辞書検索も自在になる自分に合ったEPUBリーダーを使う事を私はオススメします。
電子書籍を買うならKindleよりEPUBのほうが断然読みやすい理由
Kindleで何冊も電子書籍を買ってきた私が気づいた、Kindleの欠点とその地雷を回避する方法を紹介
