私は現在、障害者雇用で就労するために就労支援に通う44歳です。就労支援に通い始めた当初はエンジニアを志望していましたが、現在は一般事務職を志望しています。その理由を書いておきます。
- 障害者雇用で未経験可のITエンジニアの募集が少ない。
- エンジニアは新しい技術に追いつくために日々勉強が必要で若い人のほうが就職に有利
- 私、個人の成果物を作ろうとする時に近くに相談出来る支援者が居なかった
この3つの理由によりエンジニアを目指していては、応募出来る求人がすぐになくなってしまう事を危惧しました。
では、なぜ一般事務を志望するのかについて書きます。
- 事務作業には必ずPCを使うのでITに強い事をアピール出来る
- 現在勉強中のVBAなどのプログラミングスキルをアピール出来る
- 英語が少し出来るので海外とのやり取りにも抵抗ない事をアピール出来る
- AdobeのソフトやOfficeは一通り使えて、デザインの勉強もしているので、資料作りを綺麗に出来る事をアピール出来る
- CMSの更新などPC関係の仕事なら何でも任せられる人になれば居心地が良い
という事でプログラミングでVBAが出来るようになって、英語能力で英作文の勉強を少しすれば結構、自分の現在のスキルでもアピール出来る事が多いことに気づきました。事務職も一般的に経験者のほうが有利でしょうが、きちんと対策していけば私でもチャンスがあると思います。
以前、このブログでも書きましたが、私の特性はどうしても看護師に向いてない部分があります。私の障害特性と配慮して欲しい事項を書きます。
私は発達障害と診断されています。
- 自分の仕事に集中していると、周囲の状況が目や耳に入りづらくなる。
- 自分で行っている対策: 作業の合間には周囲の状況に目を配るようにしています。
- 企業や周囲の人にお願いしたい配慮:用事があって声をかけても反応がない時は、名前を近くで呼んでもらえれば気づくので、名前を近くで呼んで欲しいです。
- パソコン以外の手先を使った作業の処理速度が遅い。
- 自分で行っている対策:時間はかかっても丁寧に仕事を終えるように努力しています。
- 企業や周囲の人にお願いしたい配慮:仕事に慣れて作業時間が短くなるまで、時間が人よりかかるかもしれないが待って頂きたいです。手書きメモを取るときは、メモを取り終わるまで次の話を待ってほしいです。
- 同時並行が必要であったり、臨機応変な対応が必要な仕事が苦手
- 自分で行っている対策、頼まれたことをメモにとり優先順位をつけて作業をしています。作業中の突発的な出来事については一人で対処せず誰かに相談するようにしています。
- 企業や周囲の人にお願いしたい配慮:仕事が複数あるときや、臨機応変な対応が必要なときに相談出来る先輩を付けて欲しいです。
- 仕事上での些細なミスや漏れがあると言われることがある。
- 自分で行っている対策:仕事のもれやミスについては些細なことでも、重要なことは必ずダブルチェックを行うように心がけています。また、周囲の人からの指摘は素直に聞き入れて、自分の仕事が少しでも良くなるように絶えず改善するよう努力しています。
- 企業や周囲にお願いしたい配慮:人からは雑に見える仕事でも私なりに努力して取り組んでいることなので、頭ごなしに叱責するのではなく、ここはこうすればもっと良くなるよといった風に改善策として話して頂けるとありがたいです。
このように事務職なら複数の人が同じ職場に居るので配慮可能な事柄でも、訪問看護など一人で看護を行う事の多い看護師では配慮不可能です。
8月ぐらいから本格的に就職活動を始める予定です。それまでに足りないスキルを上手く補って、看護師は配慮がしてもらえず転々としてしまったことを説明して、自分の得意なITスキルを活かしたいことをアピールすれば、44歳のこれからでも障害者雇用と障害年金でなんとか暮らしていけると考えています。
(その後、あまり興味がない一般事務をやらなきゃいけない現実を受け入れられなくて鬱になってしまい、IT関連職を再度目指すことにしました)