あるIT翻訳者のサイトに紹介されていたので、自分もIT用語を和訳していいのか、定型訳がるか、カタカナ表記でいいのか迷うことがあるので買ってみました。ところがこの辞典、発行が古いためIoTすら載っていません。フィールドバスというネットワーク用語も載っていません。googleで検索したほうが何を意味しているのかすぐにわかる語もあれば、KODの追加辞書に訳と説明が載っているので、この辞書を必要としない専門用語も多かったです。KODのリーダーズなどは歴史上の人物名が載っていたりと、物凄く充実しているので、こういった専門辞書に頼らなくても良かったかなと思った次第です。でもIT翻訳家を本気で目指していたので、つい人が使っている辞書は気になって買いたくなってしまうものですね。うんのさんの辞書のほうは他に辞書に訳が載っている事があるので、そういう訳し方もあるのかという気づきがあるため常に開いておいても損はないのですが、こちらの辞書はどうでしょう・・・。皆さん、オンラインで辞書を買うときは実際に一度、店頭で実物を見て、自分の知りたい訳語が載っているか調べてから買うことをオススメします。なぜなら、オンライン辞書は返金してもらえないケースが多く、あとからこんな内容なら他の辞書買えば良かったと後悔しても、お金は戻ってこないからです。そしてこの辞書も8000するのでけっして安い買い物ではないので尚更です。しかも私は翻訳家になれるかどうか、勉強していくうちに自分の能力の限界と40代半ばの年齢で毎日勉強してて良いのかという壁に突き当たっています。なぜなら、仕事をしながら翻訳家を目指すというのは、発達障害があって脳が人の何倍も疲れやすい私には無理だからです。ここ数ヶ月で気持ちばかり焦って辞書とCATツールにお金を使い過ぎてしまいましたが、他の職につけば全部無駄になってしまいます。まあ、その話をすると長くなってしまうので止めますが、この辞書は期待以上にIT用語に詳しくないし、ちょっと古い語しか載ってないのでオススメしません。買う予定の方は書店で内容を見てからにしてからにされることをオススメします。
ちなみにこの辞典、Windows版の新しい統合ブラウザに対応してないうえに、Mac版のiPadと共通で利用出来る統合辞書にも含まれていません。今後のサポートについても明記されていないので、旧ロゴビスタ辞典アプリが今後のOSでどこまでサポートされるかによって使える期限が決まります。それとEB-Macからの読み込みも試しましたが、特殊形式なので無理でした。辞典変換アプリでEP-WING版への変換も試しましたが、そも出来ませんでした。EP-WING版はLogiVista版よりも高くなりますが、日外アソシエーツの直販と書籍に付属する形で存在するようです。