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ATOKのショートカットキーを「かわせみ」のemacsキーバインド風にする

ATOKとMac版しかない「かわせみ」という2つのIMEを使い比べた感想と、「かわせみ」というIMEのemacs風ショートカート設定が便利なので、それを真似てATOKのショートカットに設定するのがオススメということを紹介をしています。

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ATOKのショートカットキーを「かわせみ」のemacsキーバインド風にする

GoogleでATOK+Emacsキーバインドで検索すると、ATOKのキーバインドをEmacs風のキーバインドに変更してる人のブログ記事がいくつも見つかります。しかし私の場合、そのままEmacs風キーバインドにしようとするとKarabiner ElementsでEmacsキーバインドをサポートしていないアプリも含めて、全アプリでEmacsキーバインドを使用できるようにしています。そのため、ATOK内で次の文節に移動にCtl+fを押すとKarabinar Elementsが→キーが押されているという情報を出すため、ショートカット設定が分かりづらくなってしまいます。

その点、かわせみのショートカットは優れていて、emacsキーバインド設定にしてやると、Control+Lが次の文節に進む、または変換前の文の中のカーソルを後ろに進めることが出来ます。そして文節の拡張はControl+shift+Lとなっています。前に進むはControl+Jでこの応用です。カタカナ入力モードはControl+Shift+Xでカタカナに読みを変換はControl+Option+Xです。このように一つ憶えるといくつも応用できるのが「かわせみ」風のショートカットの特徴です。

以前はそこまで長い文を打つことが希だったので、そこまで気にしていませんでしたが、一度、このショートカットで自分が憶えやすいと思って慣れてしまうと、他のショートカットが使いづらくなります。幸いにもMac版のATOKにはかわせみの前身であるEgBridgeのショートカットを元にした「EgBridge風のショートカット」がキー設定にありますので、それを変更すれば「かわせみ風Emacsキーバインド」キー設定が出来上がります。

さらに、ATOKはクラウド辞書機能に力を入れていて、それでプレミアムプランとスタンダードプランを分けていますが、ATOKのアップデートから標準辞書検索のプラグインをダウンロードして環境設定の電子辞書設定からMacの辞書を検索するプラグインを読み込むとオンライン辞書を使わなくても変換中に意図した漢字を選択しているか辞書で見ることが出来ます。ということで、ちょっと使いづらい面もありますが、プレミアムプランを切ってスタンダードプランに変更してみました。

話しが、ズレてしまいましたが、何を言いたいかというと、MacユーザーがEmacsキーバインド風にATOKのショートカットをするんだったら、物書堂の「かわせみ」をインストールしてみて、Emacsキーバインド風にショートカットを設定して使いやすいかどうか試してみる価値はあるよという事です。

私は「かわせみ」を使ってみて、直ぐにMacの辞書を検索して横に表示してくれる軽快さと、ショートカットキーの憶えやすさ、そして全体的にも動作が軽いことに魅力を感じました。でも文を正確に書くことに関してはATOKの変換精度に勝るIMEは他にないと感じています。そこでATOKをかわせみ風に変えて使おうという決断にいたりました。

そして「かわせみ」の変換精度はそこまで優秀ではないのでATOKを使うなら、「かわせみ」のemacsキーバインド風のショートカット設定で使うのがオススメだよということです。そして、オンライン辞書とオンライン校正機能にこだわらなければ、スタンダードプランのほうが少し安く済むので良いのではないかと考えた次第です。これはスタンダードプランで少し試してみないと結論は出せませんが。

さて、この記事がWindowsユーザーにも有効かどうかは難しいところです。WindowsはCommandキーがないためControlキーを多用するため、Emacsキーバインドやそれに類似するショートカット設定は使いづらいだろうと思います。それでもWindowsでEmacsキーバインドを使おうとしてる方もいるので、一部のユーザーには需要があるかも知れません。