基本英文法から学ぶ英語リーディング教本をやり終えました。

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基本英文法から学ぶ英語リーディング教本をやり終えました。

薬袋 善郎先生の著書は「英語リーディング教本」が有名で、私も英文解釈の能力に自信がなくて最初はこの教材に取り組んでいました。しかし、実際に品詞分解しながら文を精読していくと突き当たる課題、あの文法はどう品詞分解すればいいんだという疑問が蓄積してしまい、英語リーディング教本を途中のまま最近発売された「基本文法から学ぶ英語リーディング教本」に取り組み始めました。最初は本当の基礎から始まっていて、何だか今更学ぶのも億劫だなと思う章もありましたが、更に取り組んでいくと知らない知識が色々と出てきて大変勉強になりました。そして翻訳家を目指してる身として、この本に出てくる練習問題すら訳し間違いがある事に気づき、改めて基礎固めの大切さを知りました。途中、having been doingなんて分詞構文どこで使うのかと著者とやりとりして、馬鹿にされてしまいましたが、確かに文法的には間違っていないんですよね。そもそも私は高校からデザイン科に進んだため、英語を品詞分解して和訳する勉強というのを十分にしてきませんでした。大人になってから英語を勉強し直したときもとにかく教科書を丸暗記してしまうぐらい音読する事に力をおいていて、精読の勉強はしたことがありませんでした。TOEICのテストでも分からない文法項目があって調べる必要性はあまり感じずに長文を何度も音読んでリーディングスピードを上げる勉強が中心でした。でも実際にはTOEICのリーディングスコアが伸びないまま何ヶ月も過ぎてしまい、英文解釈をしっかりとやってみようとこの本をしっかり学んでみて分かった事があります。それは今まで前から読んで分かったつもりになっていた文章も、出てくる構文によっては戻って読み方を修正しながら読まないといけないという事です。そして私はそれらの知識がないまま、分かったつもりで読んでいた文章にも誤読していた箇所があったという事です。この本を一冊頭に入れただけでは理解の道具を手に入れただけで、道具を使う練習は十分に終わっていません。これから筆者がホームページで公開している無料のドリルに進むか、翻訳の勉強に進んで頭の中のインデックスを頼りに文法書を見返して復習を繰り返して知識を定着させるか今とても悩んでいます。正直、翻訳家になるための勉強のために無職でいる期間には限界がありますので、先を急ぎたいところですが、誤訳を繰り返してお仕事を貰えない翻訳家になってしまっては元の木阿弥ですので、結論がなかなか出せていないです。なお、この本で英語リーディング教本に出てくる範囲もほぼ網羅されているので、両方やる必要はとくにないと私は思いました。リーディング教本は理解が不十分だったなあと思うところの復習に使うことにします。