一番お気に入りの機能はWord Wiseという機能で、洋書を読むとき難しい英単語のうえに英英辞書のように別の簡単な英語で注釈をつけてくれる。これで辞書を引く量が半減するので、辞書を引かずに洋書を読んで読解スピードを上げたいという目的にはとても役立つ。
二番目、単語をクリックするだけで英辞郎の古い版になるが180万語ちかい単語を網羅した辞書を使用出来る事がある。KindlePaperWhiteのデフォルトの辞書はプログレッシブ英和だけなので、英辞郎をコンバートするPerlスクリプトが配布されていてインストール手順まで解説したサイトがあることで安心して英辞郎を使用出来る。

三番目、KindlePaperWhiteの液晶は電子インクが採用されているのでバックライトが存在しない。一日中、液晶を見て何か作業をしている人にとって、バックライトで明るく光る画面を見続けているので目が疲れているが、KindlePaperWhiteの液晶は光らないので一日PCで作業したあとに寝転がって本を読むのもそれほど苦にならない。寝転がって本を読む事について言うと、意外と紙の本は向いていない。ページが勝手にめくれてきて支えているのが大変だったりする。
四番目、私は最近ほとんどシャワーだけなのでこのメリットはまだ体感したわけではないのだが、iPadが非防水なのに対して、KindlePaperWhiteは防水なのでお風呂で本を読む事が出来るという事がある。
五番目、PDFやepubなどのフォーマットもkindleで読めるmobiというファイル形式に変換してしまえば同じ端末で読む事が出来る事がある。世の中にはダウンロード形式で手に入るIT関連のフリーの書籍があるが、そういったものも問題なく上に上げたようなメリットを享受しながら読む事が出来る。
とここまで書けば、iPadAir4を持っている私がなぜKindlePaperWhiteも納得して頂けるのではないか。特にこれから洋書を多読して読解スピードを上げる練習するなら1万6000円程の金額で買えるこの端末は十分に投資する価値があると思う。実は私もこういったメリットがある事を書籍に紹介されているのを見て、ネットで紹介されいるいろいろな記事を読んでみるまでは全く知らなかった。iPadがあるのにもったいないと思っていた。ところが、iPadよりも軽く寝転んで読んでも疲れないこのデバイスは、寝る前の時間に読書したい私には最適なデバイスだと分かったので記事にした次第である。