CraftのiPad版は手書きメモ機能をサポートしているうえに、上の画像のように手書きメモアプリに文字列を貼り付けて手書きで書き込んで、それをCraftに貼り直すといった事が簡単に出来ます。Ulysesはネットでの評判はとても良いエディター画面はとても美しいのですが、どうやらこのような挿入画像のサポートがあまり良くないようです。Notionでは当たり前の機能ですが画像の表示スタイルをエディターの大きさに合わせて比率を変える機能がちゃんとサポートしている事です。。Craftは全ての行をブロックという単位に分解して管理していて、そのブロックの前後を入れ替えたり出来るので画像をブロック内で移動する操作も簡単に出来ます。ところがCraftにも表機能はあるのはあるのですが、Ulysysの表作成機能にはだいぶ劣ります。それと最近、ウィンドウズ版もリリースされたのでWindowsユーザーにもおすすめ出来るというメリットもありますね。そんな書くことはないのですが、実はCraftってNotionと比較されるけど、Ulysesと比較すると日本語の表示の美しさの点で劣るけれど、画像をペタペタ貼ってノートを作りたい人にはとても扱いやすいとおもいます。
でも、やっぱり日本語用に作られたCSSによるテーマを適応出来ないCraftは表示が美しくないんだよなという人、iPad版やクラウド同期機能こそないソフトを選ぶという選択肢もあります。ファイル管理を自分でディレクトリを作って仕分けして、デスクトップ版しかないMarkdown専用エディターで記述するという方法です。この場合はユニバーサルコントロールでテキストのコピーペーストを行ってiPadの手書きソフトウェアと連携する事になります。日本人が日本語を綺麗に表示する事を目的に作成したテーマが使えるMarkdownエディターにTyporaというソフトがあります。このソフトはMarkdownで記述されているけれど、表示画面はマークダウンのタグを表示しないプレビューモードで常に表示されます。マークアップはメニューやショートカットで行えるので、Markdownで記述している事を意識せずに操作出来るところが特徴です。ちゃんと表機能のサポートや、画像をエディターの文章の長さに合わせて拡大する機能もきちんとあります。クラウド同期のあるUlysesやCraftと比べるとクラウドの維持費用がないだけ安いようで、テキストエディターとして似たような機能をもつ割に2500円程度の買い切りなので、このソフトもなかなか良いのでは思います。でも表の使いやすさはUlysesにおとります。
表示画面の美しさは下の画面を見て下さい。これはNoto SansというGoogleの開発した画面表示を美しく見せるフォントを使った、日本語や中国語圏のユーザー向けのテーマを適応した状態です。全部、CSSで記述されているので自分で改良する事も出来ます。

そんなわけで一ヶ月のサブスクリプションや買い取りのサブスクリプションでもあまり高くないエディターで同じ事をして自分の合ったエディターがないか比較してみました。
ところでこの記事を書くためにUlysesについて検索していると、WordPressへの投稿機能があるためにWordPressの記事を書くために使っているという方のブログをいくつか見かけました。そんな方々には是非Ghostブログをオススメします。タイトル入力の日本語のサポートがおかしい部分がまだ修正されていない点が惜しいですが、Ghostのエディターは普通のエディターを使うのと同じように軽快に動き、書くのが苦になりません。短い記事になってしまったので、ちょっと補足情報を加えてみました。