現在Craftというノートアプリをメインで使用しています。このアプリはJavaScriptで拡張出来るAPIの提供を最近始めて、誰でも拡張出来るようになっています。コミュニティはそれほど盛り上がってない感じで提供されている拡張機能は現在のところごく僅かです。実はこのCraftのアプリはMarkdownの書き出しは可能なのですが、Markdownの表示画面でのサポートはそれほど充実していないため、コードの埋め込み表示にバグがあります。そのためプログラマーで使用している方が少ないのかもしれませんね。話はだいぶ横に逸れましたが、そのCraftアプリの拡張機能としてオフィシャルからサポートされていて書き出し出来るのがこのGhostというCMSサイトでした。このCMSはNode.jsで書かれていて、軽快に動作する事が売りの一つです。WordPressからのマイグレーションPluginも提供されており、JSONのファイルとして書き出されるので、それを読み込めばデータの移行が可能となっています。実際に使ってみての感想ですが、CSSやHTMLを使ってどんどんカスタマイズしたい人よりも、初めからこなれたテンプレートがあるCMSを使いたい方にはオススメです。エディター画面はタイトル編集で日本語の扱いにバグがありましたが、概ね軽快に動作しておりMarkdownとHTMLの両方の方法でエディット出来ます。価格はオフィシャルテンプレートの使用しか出来ないプランで月額$11とけして安くありませんが、オフィシャルテンプレートだけでも良い出来のものが多く大きな不満点にはなりませんでした。一時期Tumlerがテンプレートの良さでユーザーを増やしていたのと同じように、このCMSもテンプレートの出来と軽快さではもっと人気が出ても良いのかもしれません。このCMSはオープンソースで他のサーバーでも運用できますが日本で使用している方はTwitterで検索した結果から推測するにほとんどいないようですね。Craftのプラグインのほうの使い勝手ですが、表紙画像がそのままGhostへ渡す事が出来ないという機能不足でそこだけちょっとがっかりです。GhostはUlyssesやiAWriterといった他のMacエディターアプリから書き出しをサポートしているので、それらのエディターのユーザーも使用を検討してみてもいいかももしれません。それらのエディターはwordpressへのポストもサポートも採用しているので、無難なwordpressを選ぶ方も多いとおもいますが。でもGhostに乗り換えて分かるwordpressのもっさり感は私には合っていませんでした。なぜか表紙画像をアタッチメントで埋め込まないといけない仕様も好きになれませんでした。(もしかしたらその辺はプラグインで解消出来たのかもしれません。)またWordpressにMarkdownエディターで書いて投稿すれば結局同じだよという意見も良く分かります。でもこのサイトのテンプレートページから無料のテンプレートページを見てみて下さい、これだけモダンなデザインを備えたテンプレートが標準でついてくるなんて素晴らしくありませんか。あとはアップロードしたあと文を修正したくなった時はサイトのエディター画面を使う事が多いと思いますが、その軽快さはやっぱり体験して見ないと伝わらないと思います。Ghostの現在のところ困っているのはサイドパネルのオプションにあるTwitterCardの使い方のヘルプが見つからない事です。まぁ、そのうち見つかると思いますが、ヘルプ情報はあまり整理されてないのかもしれません。もちろん英語で書かれてます。それにしても最近のJavaScriptの発展は凄い勢いですね。色々なサイトがREST APIでJSONで情報を提供しており、その処理も他の言語でももちろん出来ますが、サーバサイドもJavaScriptで書けてしまうという素晴らしい時代になりました。もちろんVisual Studio Codeに代表されるようなデスクトップアプリケーションを書くコードとしても活用されている例も良く見られます。そんなわけで私もRubyの次はJavaScriptのモダンな書き方について勉強したいと思う今日この頃です。
Ghostについては下のURLを参照下さい
Ghost: Turn your audience into a business
WordPressからGhostへのマイグレーション方法は下のURLに書かれています。英語が苦手な方はブログ自体は簡単に使えても、こういった事が導入の壁になるかもしれませんね
from WordPress to Ghost migration
Craftについては下のURLをご覧下さい
Craft: Create documents,make impact